ホーム お知らせ ■ FSMS News 2025-1■『正しい手洗い』 ■ FSMS News 2025-1■『正しい手洗い』 2025/06/26 ■ FSMS News 2025-1■ーーーーーーーーーーーーーーーー2025年6月26日■ ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ テーマ:「正しい手洗い」 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ こんにちは。 ISO審査登録センター食品安全審査室メルマガ担当です。 2025年度もよろしくお願いします。今年度も様々なテーマで4回のメルマガを配信 する予定です。あれもこれも・・・と内容を詰め込みたくなりますが、従業員の皆様 の初期教育などのツールとしていただけるよう簡潔にわかりやすくお役に立てる内容 にしたいと思います!ぜひご活用ください。 さて、第1回目のテーマは、食品安全の基本の「キ」である“正しい手洗い”について 触れていきたと思います。 コロナ禍以降、手洗いは何かと注目されていますが、今でも意識をもって正しい手洗 いを実行できていますか? 最初に、クイズです。食中毒予防三原則とはご存じでしょうか? ① つけない(清潔、洗浄) ② 増やさない(迅速・冷却) ③ やっつける(加熱、殺菌) 3つわかりましたか? ① つけない を実行するためには手洗いが最も基本的な行動です。 今一度振り返っていきましょう。 手洗いをする前に、手洗い設備の環境は整っていますか? せっかく手をきれいに洗っても、シンクが汚れている、ペーパータオルがない、 アルコールがない、タイマーを使用している場合は電池がないなど設備面が整って いないと意味がありません。組織様で決めた手洗いの環境が整っており維持できて いるか確認してみてください。 ISO22000箇条8.2.4やISO/TS22002-1箇条13.2などの不適合が潜んでいるかも しれません。 次に正しい手洗いです。 手洗い手順の掲示物をしている組織様も多いと思います。その通りにできています か? 一般的には、①汚れを浮かる→②水で汚れを流す→③アルコール消毒というのが簡 単な流れです。 ① 汚れを浮かせるときは、洗浄液つけた後良く手をこすり泡立てて、20秒以上か けてあらい、(ハッピーバースデーを2回歌うのが目安です)汚れを浮かせることが ポイントです。特に、爪の間、指の間、手のしわ、手首などが汚れの残りやすいと ころといわれていますので注意して洗いましょう! ②水で汚れを洗い流すときは、流水で15秒かけてしっかりすすぐことがポイントで す。 ウイルスの残存率が0.01%まで下がると言われており、2度洗いがさらに効果的と 言われています。 ③アルコール消毒をするときは、手に水分が残っているままアルコールをすると、ア ルコール濃度が薄まり効果が減ってしまいます。手の水分を取り除いた後にアルコー ル消毒をすることがポイントです。ただし、ノロウイルスにはアルコールが効果を発 揮しませんので、先に述べた「2度洗い」が短時間(15秒程度)でも効果があります。 以上が、手洗い時のポイントです。ポイントを守って手洗いができているかチェック してみてください。 昨年は、食品取扱従事者の手洗いが不十分などの原因から、うなぎ弁当を食べた162 名と多くの方が嘔吐・下痢の症状訴えた食中毒事故が発生しています。 お客様の健康を左右するといって過言でない食品業界の食品安全に関する認識は、 知らなかった」・「やってなかった」では企業の存続も危うい時代です。 全従業員が同じ認識をもって手洗いを実行して、このような事故を起こさないという 意識付けの機会となり少しでもお役に立てれば幸いでございます。 次回もお楽しみに! 前へ 一覧へ戻る 次へ