ホーム ISO認証メニュー ISO 20400 ISO 20400 持続可能な調達- Guidance 日科技連では「SDGs」に関連した各種セミナーやSDGs診断、ISO 20400(持続可能な調達)審査のサービスを提供しております。 SDGsの取り組みに関する課題や悩みなどの解決にご活用いただけますと幸いです。 『JUSE SDGs』パンフレット(PDFファイル) ISO 20400発行の背景 貧困、紛争、気候変動、感染症など、人類は様々な問題に直面しており、これらを解決していくために、SDGsや様々なサステナビリティ関連の取り組みが世界的に進められてきました。 その中で、企業の調達プロセスは、自社のQ(品質)C(コスト)D(納期)だけではなく、環境、社会、経済的課題、そしてSDGsの貢献に繋がる重要な要素として注目され、ISO 20400:2017が発行されました。 ISO 20400とは? 2017年11月に発行されたガイダンス規格ISO 20400:2017「持続可能な調達-Guidance」は、ISO 26000:2010「社会的責任に関する手引」を補完し、企業や団体が調達を通じて持続可能な発展に貢献するための指針を示すものとして位置づけられています。 “持続可能な調達”とは、調達方針及び慣行に持続可能性を統合し、組織のライフサイクル全体にわたる、「生産性の改善」「価値及びパフォーマンスの評価」「購入者・サプライヤー及び全てのステークホルダー間のより良好なコミュニケーション」を可能にすることで、環境、社会、経済的課題への取り組みと会社業績の両面で成果を生みだす調達の考え方です。 ※持続可能性: 現在の社会の機能(環境・社会・経済など)を将来にわたって適切に維持し、発展していくことを可能にする仕組みやプロセス ガイダンス規格とは? 組織の規模、先進国、途上国のどちらで活動するかを問わず、民間・公的及び非営利のあらゆる種類の組織に役立つように意図された”手引き”です。 ISO 9001やISO14001などのような要求事項を含む規格ではないため、JIS の用語においても、要求事項を意味する“しなければならない”(shall)という語は使用されておらず、推奨事項としての“…すべきである”(should)という語が使われています。 ISO 20400は、あらゆる組織がこのガイダンス規格を活用することによって,これまで以上に、調達を通じて社会的責任を果たすことを奨励しています。 ISO 20400の構成 ISO 20400の構成は次の通りです。 ISO 20400審査の概要 日本科学技術連盟 ISO審査登録センターでは、2022年4月よりISO 20400:2017「持続可能な調達-Guidance」の認証を開始しました。なお、ガイダンス規格という性質上、ISO 20400の認証は日本科学技術連盟のプライベート認証となります。 当センター審査の概要は次のとおりです。 ※ポイントを絞って記載しております。 ◇審査の考え方 ・審査対象範囲は、組織が指定した「品目」、「部門」によって定める。 ・審査工数は、審査対象となる「品目数」や「調達に関するリスク」を評価し算出する。 ・審査場所は、「本社」または「調達部門を管理しているサイト」で実施する。 ◇審査でのチェックポイント ・バリューチェーン、またはサプライチェーンの中で持続可能な調達の中核主題(箇条4.3 項)を考慮してリスクを特定しているか。 ・法規制、組織が適用を定めたガイドラインを網羅しているか。 ISO 20400認証取得の効果 ・既存のマネジメントシステム(ISO 9001やISO 14001、ISO 22000)を活用し持続可能な調達に取組むことができる。 ・ステークホルダー(株主や対外組織など)に対しSDGsやサステナビリティの取組みの一環として説明することができる。 ・調達における手順を明確にし、調達のリスク管理を推進させることができる。 審査認証の流れ・維持 よくある質問